草屋根

うちの置き場の屋根に、夏場の暑さ対策と苔の栽培を兼ねて試験的に今年の春からやっている。

 

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3種のうち、砂苔だけが生き残り、マット状になる位に調子がいい。

下地の土つくりや光の加減など色々分かって来た。

うちの庭つくりに使える様にして行こう。

 

3年経過

この綾瀬市の庭も完成から3年が経過。

先日メンテナンスに入り、流れの循環システムも丁寧に点検清掃を行う。

つくりっぱなしではなく、丁寧なメンテナンス作業でお庭の経年変化は格段に変わります。

こなせる仕事は限られているので、うちで作庭した所が優先ですが、お庭のメンテナンスも大切な庭やの仕事の一つです。

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植物も淘汰されて、残ったものは生き生きとしている。

針葉樹も狙い通りの形になって来た。

人間が手を入れた造形的な物と、自然な物の融合 摺合せ。

これが難しい。

 

小道

うちで作庭した庭は、責任を持ちメンテナンスさせて頂いております。

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完成から1年半が経過し味が出てきた。

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庭を構成する道には様々な種類があります。

これは土で施工した三和土(たたき)と言われる種類の技法でつくりました。

柔らかい風味が特徴で、より自然に踏み固められた小道みたいな経年変化になります。

このような自然風がお好みの方にはお勧めです。

ざっくりとした感じをお庭に取り入れては如何でしょうか。

 

日本庭園協会 神奈川県支部の活動

日本庭園協会 神奈川県支部による新たな活動が小田原にて始まりました。

お寺の敷地内にて、これから何年もかけて完成に向けて講習会を開催します。

初めに、住職の想いをお聞きしてから作業開始。

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今回は講師はなし。既存の石積みの上に足す形になる為です。

全て外せないけど、積み始めの一段下からやり直し。

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神奈川で採れる赤ボサ石を使用。

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加工がしやすい苔の乗りやすい石です。

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天端は大きな石で決める。

数年前に新体制になり、有志で集まり幾度となく酒を交わし激論しながら始まった企画。

自分の肩書を気にする者が多いけど、自分は意見が通る様に副支部長のポストに居るだけで、勿論みんなと同じ様に現場で泥にまみれ汗をかきたいです。

来年から本格始動なので、この会に参加したい人は米山にメールでもいいですし、庭園協会にお問い合わせして頂いても構いません。

それぞれが高められる活動になる様に、気合い入れて行こうと決めている。

 

庭やの日々の仕事

 

庭やは外周り全般をお任せ頂きます。

だから仕事も様々。

 

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この現場は鎌倉市の重要建築物に指定されている民家。

借景の効果が良く分かる。

向かいのホテルニューオータニで知られる大谷美術館(今は休館)から緑が続いていて、奥行きが深くなる効果が目に見えて分かります。

自分の中でもお気に入りの景色。

庭やの世界では、維持管理業務の分類です。

この仕事は幅が広いので、これからは色々な庭やの日々を配信して行きたいと思います。

 

 

 

 

鎌倉市 南国 リゾート風植栽 

鎌倉での植栽工事1期が終わりました。

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ご依頼のテーマは南国リゾート風。

鎌倉は海が近いのでヤシを中心にまとめました。

神奈川県は海の街なので、このような樹種の選択も不自然ではなく溶け込みます。

日々の暮らしにリゾート感を取り入れては如何でしょうか。

庭を通じて日々想う事 第2章へ

約9年間書き続けたブログ、1000投稿を前に新しいバージョンに移行します。

書き始めた頃は30台半ば、あれから9年が経ち周りを取り巻く環境が目まぐるしく変化していく中で、自分の立ち位置を再確認したいのもあり区切りとしました。

全国各地の庭関係の人々に会い、積極的に講習会等に参加し日本各地を駆け巡った30代。その道のりの中で、自分の中で色んなものが整理が出来ました。

40代からの目標も見えています。これで極めたとかではなく、勿論変わらずフットワーク軽く各地に出向きながら、神奈川を中心に今までの経験を生かし活動して更に伸びて行ければと思っています。

周りに強気で出て、自分の信念から外れたモノ全てに噛みついて来た30代、それから様々な経験を積ませて頂き、最大のライバルは自分自身と気が付いた今。

これで自分の中で区切りとして、次のステージに進んで行こうと思います。

芯は全くぶれていない。pict-dsc_0897

今後共、宜しくお願い致します。

横浜 (株)米山庭苑

代表取締役 米山拓未