雪景色。

今日で、2月も終わり。

月日が流れるのが早い、早すぎる。

横浜辺りでは久しぶりに積もりそうだ。

今もコンコンと降り続いている。

ここら辺りの人々は雪に弱いので色々心配だ。

今日雨降りだったら、下ごしらえの段取りだったけどサスガにみんなバイクでは危険なので休みにした。

今朝、宮城のよっちゃんと話ししたけど、ヤッパこの時期北の地方の仲間達は大変で、関東から西の地方は恵まれているとつくづく思う。

今日はこれから事務仕事をこなし、横浜 山下のある所に出る。

自分の庭仲間達が、全く興味ない公の場に出る初の試み。

仕事の合間に慣れない手続きを済ませて、ようやく1年以上かかってここまで来た。

自分は、貴重な市民の税金や国のお金が使われている、こっちの世界も重要と考えている。

すでに周りから圧が掛かっていて面白い。

「時間の無駄だよ。」とかよく言われるけど本当にそれでいいのか。

全てを変えようとか、そんな正義の味方みたいな事は考えていない。

「どうせ朱に交われば赤くなるよ。」とも言われた。

ほんの少しでいいんだよ。

大きな渦の中の、わずかな所にでも響けばいい。

数人だけでいい。

大人数のチームより、数人の精鋭の方が強い。

日本は小さい島国だけど、以前は大国に負けなかったじゃない。

動けば何かのきっかけにはなる。

それだけでいいと思ってる。

その一歩。

しかしスゲー雪だけど、ノーマルタイヤで行けるかな。。。

ついたて。

今日もマダマダ寒かった。

横浜 山手の剪定の現場。

浴室前に、ついたてをつくった。

コンクリート建築にも合うように。

シンプルにスマートに。

タイルの上に花をいけて、お風呂に入りながら楽しんでもらいます。

また雨。

最近、雨が多い。

春も近いかな。

横浜辺りは、一月遅れで梅が咲き始めた。

この時期は竹仕事があるので雨でも問題なし。

もみがらで、もみもみ。

きれいに洗う。

次の現場の穂垣の下こしらえ。

手間が掛かるけど、コツコツと。

頼まれていた、パーテーションも進んだし。

雨続きでも有意義な日々だ。

小さいけど。

資材置き場用の土地を手に入れました。

市街化調整区域だけど。

今日は、午前に横浜山手で現場をこなし、午後は3人に任せて契約へ。

土地の周りは、いい人が多く嬉しかった。

都市部でこの仕事でメシを食っている者の宿命。

土地がない。

先代から受け継いだ土地がある者以外で、庭つくりに携わっている多くの者が直面する問題。

みんな頑張ろう。

よそから見ればこんな小っこい土地と思われるかもしれない。

でも俺には宝だ。

材の置き場がないと、庭つくりも小さくおさめてしまいがちになる。

俺の中では、以前からこれがスゴク大きな問題で、特に石仕事なんかは材を余分に取らないといけないので、余りを気にすると小さくまとめたショボイ空間になってしまう。

これが一番じぶんの中で気になっていた所だった。

かと言って、土地なんて簡単に買えるものではない。

いったい俺は、どこまで行けば気が済むのだろうと冷静になると考える。

当然、背負うものがドンドン膨らんでいく。

でももう後には引けないし、引くつもりもない。

破滅への階段を昇っているかもしれない。

でもいい作品をつくる為には必要な事。

好きだから、行くとこまでトコトンいくよ。

もう歳だし。

うちは毎年健康診断を受けている。

今日も、うちのスタッフとその家族も受診した。

だから現場はオフ。

まぁ生きてる事が健康の証だけど、一応毎年受けている。

最近は、鎌倉 松原庵の下草植えたり、砂利を敷いたり。

オープンから約5年。

土がむき出しだった部分がスゴク気になっていて、5年振りに今回の工事を施工させて頂く事になり、自分の中ではようやく完成になった。

鎌倉は、土仕上げで地苔がむした景色が良く似合う。

でもここら辺りの海沿いの土地は、砂地ですぐ乾き塩害もあり苔には適していなく、ましてやテラス周りは砂埃が舞い、外周りを任させて頂いているうちとしては、オープン以来ずっと気になっていた。

建築がモダンを意識して建てられていてモノトーンでまとめられているので、下草もグリーンのマウンドと
黒系の砂利でごくごくシンプルに。

植栽は、もう半月後に施工する。

現地の気温は低く、こっちに来てもカチコチでダンプアップしたら凍っていて、四角のまま落ちてきて皆でビックリした。

今、自分のお気に入りの信州の砂利。

この砂利が採れる辺りの材料は、自分の中で閃いた物があるので、これからうちの作品に取り入れていこう。

お店も有名になり、グルメ本には必ず掲載されるし先日も鎌倉が舞台のドラマで小泉今日子が来て撮影していた。

普通に嬉しい。

この世界では敬遠されがちの色。

でもやっぱり黒。

自分の中では永遠のモダン。

竹仕事。

2月。

有難い事に、毎年2月は竹仕事がある。

竹垣だけでなく、枝折戸や筧の交換など季節ごとに適した仕事が出来るのは有難い事。

お寺などならともかく、天然の素材は選択肢には入らない事が多い。

近年の竹に対しての認識はかなり厳しく、このままでは住宅庭園から天然素材でつくり込んだ景色は消えていく勢いだ。

もっともっと、みんな踏ん張って朽ち果てていくモノの美しさというか、日本人独特の情緒感を伝えていこう。

鎌倉で5年前につくった庭も筧を交換した。

ここらで苔が5年もつのは珍しく難しい事。

日頃の施主さんの細かい管理と、下地作りに理解して頂いた事に感謝しています。

ハイゴケが増えていい雰囲気になってきた。

庭が順調に育っている。

次に予定している、鎌倉の竹垣の交換の現場の柱の鉋かけ加工も終った。

後輩に譲ってもらった栗の皮付きをここまで加工するのに、あいた時にコツコツやってたけど丸々2日は掛かっている。

なんだか竜みたいになってしまった。

自分が、勝手にやっている事なのでお客さんに要らないって言われたら、事務所のオブジェにしよう。

折り返し。

昨日は、庭園協会埼玉県支部の研修会に参加してきた。

毎度おなじみの面々でカチンコチンと。

30人近くの人が石を叩いているので、音が心地いい。

でも色んなトコから石の破片が飛んでくるので、戦場みたいで油断できない。

自分は眼鏡をかけているけど、そうでない人には中は危険。

自分は球体の石積みを任させて頂いている。

ようやく半分に上がってきて玉になってきた。

石の力に負けないように、ハリボテではなくしっかり一石一石伏せていく。

「人格以上の石積みは出来ない」という。

本当にその通りだと痛感している。

ごまかして手を抜けば、必ずそこから崩れる。

人生そのものだと思うし、マダマダの俺には人生修業みたいなもの。

これから、玉の石積みも周りの曲線の石積みも天端に向かい足場も高くなってくる。

ワイヤー掛けなど、作業を慎重に行い完成までけが人が出ないようにいきたい。

春まで。

今の現場も植栽を残して少し空ける。

今年は横浜辺りも寒いので尚更かな。

今回は、色んな種類の材木を使用しているけど、一年位経てば色の違いは分からなくなる位グレーになる。

小石と古レンガ。

赤みの木を割いたテーブル。

磨いたら更に良くなった。

3月になれば木や花を植えられるかな。

明日は埼玉で石積み。

加工しまくるので、毎回前日には石道具の柄を削ったりクサビ打ったり万全にしておく。

今年初なんで気合入れていくよ。

日曜も。

休みの日もほとんど家にいません。

嫌がる子ども達をつれて、男チームで渋谷へジーンズのカスタムへ。

うちの子供達は、コンビニのおにぎりやパンがご馳走なんでそれを餌に連れ出す。

お気にいりのベルボトムにその場でリベットを打ってもらう。

それぞれの生地に合わせて色合いや形を変える。

また打つ位置も、ひざ上何センチまでか相談の上決めている。

既製品にはないカスタムでこだわりです。

ここ数年、渋谷に出てくる人は減り続けている。

ビルも空きが多い。

自分が見てきた、ここ20年で今が最高に少ない。

自分が10代の頃には考えられない現実で、当時はテナントが入っているのにも関らず空き待ちで予約が入っていたほど。

その原因はインターネットの普及だろう。

地方に住んでいながら、画面上でオシャレな渋谷で買い物できる。

これはいい事なんだろうか。

俺らの世代は、色んな意味で本当にカッコいい奴らが多くいた。

それは実際に自分の足で店舗をまわり、自身に合う物を探していたし、気に入った各店のスタッフと話をして色んなスピリットを学んだ世代。

情報が少ない分努力していた。

何でもそうだけど、ネットで調べてもそれは形だけで想いや信念までは当然伝わらない。

大切な事。

夜は地元の大胡周一郎さんの「現代の名工」受賞記念 祝賀会に参加。

自分は富や役職や地位なんか、全く興味がないけれど、地道にコツコツ積み重ねた結果がついてくるのであればそれは最高の事だと思う。

おめでとうございます。

俺も頑張ろう。

琉球の匂い。

昨晩は川崎に三線のライブに行ってきた。

沖縄料理「ゆんたく」にて。

初めは先輩達の演奏。

自分も人前で演奏出来る様に頑張ろう。

泡盛と沖縄料理。

おいしかったです。

最後は先生の演奏。

踊ったりで大盛り上がり。

ちなみに先生はドラマ「運命の人」で本木雅弘に三線を指導し、最終回で実際に演奏するそうです。

自分と同じ、全くの素人から始めてマンツーマンといえ、もう何曲も弾けるらしい。

さすが役者です。

この歳から習い事なんて無謀かと思われますが、頑張ろう。

琉球のあたたかさを感じられた時間だった。