日本庭園協会 神奈川県支部の穂垣講習会が鎌倉 円覚寺にて行われた。
下ごしらえが終わり、4.5.6日の3日間での設置作業。

講師は落合さん、館林さん。

みんな夢中です。

京都 猪鼻夢創園の猪鼻さんも駆けつけて下さり、竹穂のさばきや見栄えのいい寸法などの勘所を伝授して頂いた。

完成。

全長17メートルプラス四ッ目垣。

栗柱 なぐり鉋、茶せん仕上げ。
この穂のさばきがこの垣根の特徴。
大変手間が掛かります。

裏面ひしぎ仕上げ。

四つ目は現場で、材に余裕出たので表面、四ッ目 裏面は穂のさばき仕上げで、天端はきっちりした仕上げに対しそのまま残し変化をつけてます。
惜しげもなく、自分の技を教えて下さった講師の方々には本当に感謝しています。
40人近い参加の講習会だったので、とても自分一人ではまとめられなかった。
案内状 資料や材料 お昼やお茶の用意など挙げたらきりがない程の段取りを多くの後輩や仲間たちが手伝ってくれた。
自分はそのおかげで実行部隊に専念できた。
みんなありがとう。
罵声あり、笑いあり猪鼻さんを交えての懇親会もあって楽しい時間。
自分が至らない所も多々あったかと思うけど勘弁して下さい。
最近は、世の中に既製品が溢れ手間の掛かる仕事はおろそかになりがち。
自分は手仕事の集約された空間が、時代を超えると信じているので残る場所でつくりたかったし、その意味ではこの場所は理想的な所。
また、自分より若い世代には地元から出て貪欲に動いて欲しいので、千葉の檀上さんや埼玉の井上くんらのスタイルを見てもらいたかった。
狭い日本、地元とか神奈川とか関係なく攻めていこう。
鎌倉 円覚寺にて作ったこの垣根は、外からでも見れるんで手仕事が放つ空気を感じて下さい。