教林坊垣。

今日は、庭園協会神奈川県支部青年部による竹垣の講習会に参加した。

昨年の赤ボサ石積みの上に垣根を作成。

講師は廣瀬氏に依頼。

金閣寺垣に似ているけど、立子1本ずつ差し込み穴をナイフで削りアタリを出すので、スゴク手間の掛かる垣根。

間柱の所もアタリを出す。

作業の合間のひと時。

ある意味講習より為になる。

飯田十基氏の下での修業時代の話など貴重なお話をうかがう。

自分も従業員の育てかたなどアドバイスを頂いた。

この様なシンプルな垣根は、寸法、いわゆる(間)が大事でセンスが必要だ。

雑木の庭に合うだろう。

庭師の世界でも、何割の人しか理解していない様な基本的な結びの仕上げ方などを教えて頂きホント勉強になった。

廣瀬さんは、いわゆるこの世界では数少なくなってしまった厳しい職人の一人である。

自分にも言える事だが、形だけを追うのではなく庭師としては基本的な事をもっと見つめ直し大事にするべきだろう。

自分は、そう言う事を身に付けていない口ばかりの職人になりたくないと思っている。

材料の無駄を出さない、現場や道具を大事にする、段取りがいい所までは日が暮れても現場を離れない。

時代遅れと思われるかも知れないけど、自分はそう言った昔かたぎな職人の生き様が好きだ。

週休2日制やゆとりなど求めるなら、大所帯に属すればいい。

自分の尊敬する先輩達は皆庭に人生を掛けているイカシタ人達ばかりだ。

石積みから、垣根の製作までご指導頂いた廣瀬さんには本当に感謝している。

「教林坊垣。」への4件のフィードバック

  1. Unknown
    またまた、充実した研修ですね。羨ましいです。
    外でも地元でも頑張っている姿勢に脱帽です。俺も少しずつ地元でも仕掛けていきたいと思い始めてます。
    その時にはまたアドバイスよろしくお願いします。

  2. Unknown
    教林坊→聖徳太子→小堀遠州→白洲正子→廣瀬慶寛氏→ジョニーさん
    んーどんどんつながっていきますね
    あっぱれです

  3. Unknown
    千葉の冬眠中庭師さん

    ホント勉強になりました。いつか千葉と合同で何かやりたいですね。

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