今日は雨なんで、従業員を連れて丹沢方面の山あいの川を目指した。
日の出と共に出発。
自然の石の転がり具合、植生などは参考になる。
苔むしていていい感じの流れが多くある。
雨で増水して危険だったんで、帰りは流木に乗って帰って来ました。
なーんて事はどうでもいいけど、山や川にも時間があれば入る様にしたい。
ボチボチ次の現場の材料集め。
横浜で庭師をしながら、様々な人や素材との出会いの中で日々成長しています。
今日は雨なんで、従業員を連れて丹沢方面の山あいの川を目指した。
日の出と共に出発。
自然の石の転がり具合、植生などは参考になる。
苔むしていていい感じの流れが多くある。
雨で増水して危険だったんで、帰りは流木に乗って帰って来ました。
なーんて事はどうでもいいけど、山や川にも時間があれば入る様にしたい。
ボチボチ次の現場の材料集め。
今日は健康診断日。
死んでないのは健康な証拠だが、何でも健康が一番。
昨年は前日に大酒飲んでひどい結果だったんで今年はマジメに。。。
うちの従業員のそれぞれの奥さん達も受診した。
普段なら休みにするけど、最近雨が多くこの先の予報も悪いので終わり次第現場に向かう。
組合の経費削減で、バリウムなどの検査が40才からになったので早く終わる様になった。
朝一で受付したので、10時には現場に出られた。
石テラス工事再開したけど、明日から連続で予報が悪い。
外仕事の人達はみんな大変だろうな。
昨日は雨で現場は中止。
打ち合わせの後、御徒町のある方が手掛けている庭を見に行って来た。
梅祭りでスゴイ人。
豪快な滝組や、地割りなど勉強になりました。
サスガ遊び心が随所に。
その後アメ横へ。
自分なんかの世代は御徒町のガード下はアメカジの聖地だった。
バイトして金貯めて、皮ジャンやブーツなんかを買いに来たもんだ。
今でもその雰囲気が残っている。
好きな風景。
新潟からオーダーしていた刃物が届いた。
桶やの道具。
今回は自分の思い描いている形にする為に、アールがついている物も造ってもらう。
竹の加工に使用する。
気が早いけど、今から暮れの仕事の事を考えている。
モダンな建築にも合うひしぎ垣をアレンジした。
イペ材の柱とムメ板を使用し、半割り竹はアマの部分だけとし、押縁は四割竹を真鍮釘止めでアッサリと仕上げました。
胴縁も見えない所ですが、檜を使用しています。
15年は持たせたかったので、この様な仕様にしました。
自分は野暮ったくない、このクールな感じの竹垣が一番好みです。
今年の竹仕事はこれで終わりだけど、毎年竹をいじれる事に感謝している。
ひしぎ、つぶしとも言う。
色んなやり方があると思うけど、自分なりに色んな方法でやってみて一番いいと思う形でやってます。
今回の柱や板の材木は、耐久年数を考慮しイペ材を使用します。
これだけひしぐのも手間が掛かる。
でも楽しみながらみんなで作業して、ようやく下ごしらえ完了。
これだけやっておけば、後は現場で組むだけなんでスゴク楽です。
三間なんで明日完成予定。
そう言えば先日、求人の問い合わせがあった。
普段から時々あるんで、今は一杯だと断るつもりで電話に出て話すると、ナント愛知県からの志願でビックリした。
あまり期待させてはいけないんで、少しだけしか話しなかったけど中々やる気はありそうだったんで、(お互いこの先この世界で生き延びていられたら、いつか酒でも飲みに来なよ。)と言って電話を切った。
自分も勿論マダマダだけど、そう言う若い世代が、いい親方に出会えいつかいい庭が造れる様に成長してくれる事を願うばかりだ。
竹垣が完成した。
細い押縁で6段で関東に多い形かな。
建仁寺垣。
金閣寺垣。
そして浅草カドヤ製 レザーコートも4ヶ月待ちで完成。
使用した皮は牛2頭分。
重いけどメチャかっこいい。
一生物。
暖かいけど着ますよー。
今は建仁寺と金閣寺垣を造っている。
距離は短いけどヤッパ楽しい。
よく(建仁寺なんか簡単だよ)みたいな事を言う人が多いけど、竹を2つに割りその間に山割りを入れて結束して終わりではない所が面白い。
基本的な決まり事以外に、針金やシュロ縄を掛ける位置、竹を繋ぐ位置にも決まりがある事は現代では以外に知られていない。
これは京都と関東では位置が違い中々奥が深いし、こう言う事にこだわっていく事が大事だと思っている。
繋ぎを知っている人なら分かると思うけど、それを守るとかなり押し縁竹にロスが出ます。
今回も4間なんで、効率がスゴク悪い。
でもこだわって行きます。
次は自分の好きな、ひしぎ垣をやるんで従業員に余った竹で置き場で教えています。
少しずつ上達しているので、本番も何本か任せようかと思っている。
今朝は雪が降っていて、今のところ待機中。
ここの所天気が安定しないんで、外仕事の人はみんな大変じゃないかな。
従業員は皆バイク通勤なんで無理させられない。
午前には雪がやむ予報なんで、天気が回復次第現場に向かう。
手伝いの現場も終わり、今日から暫く竹いじりの仕事。
この暗い情勢の世の中で、今年も竹仕事があるのはホント有難い事だ。
昨日は置き場で下ごしらえ。
垣根材は鎌倉の竹やさんで仕入れているけど、鎌倉近郊で山から竹を出す業者はおらず、実は千葉から持ってきている物だと言う事は以外に知られていない。
うちは作業中の物損事故の為に保険に入っている。
昨日も剪定作業中に、網戸を2枚破ってしまった。
自分が材料を段取りしている間に、現場を任せていたので仕方ない。
普段からタルんでいるなら怒るけど、一生懸命作業しての事。
それでもこんな事が続かない様に、嫌な事だけど注意は必ずする様にしないといけない。
自分は技術を憶えるより言葉遣いなどの礼儀作法や、作業を進める上での現場での気配りがスゴク大事でこれはある意味技術を習得するより難しい事、と言う事をいつか分かって欲しいからだ。
うちは一応7時集合だけど、早い者で10分前には来ていて道具を段取りしてくれているので、お茶を飲んで出発しても近い現場だと7時半前には着いている。
周りはビックリしているけど、マダマダ未熟なんでそれでカバーしています(笑
そんだけ頑張ってくれてるんで、それ位の物損は仕方ないけど一人工の仕事で網戸2枚は正直キツかったな。
ここ数日は助っ人の現場で山に入っている。
危険なので、昨日は雪まじりの雨で現場は中止。
午前はお客さん回りで、午後は檜を伐採した物を山から下ろしたので、皮むきと鉋かけをしていた。
うちの従業員と分けて持ち帰った。
玄関を入ると檜の香りがして気持ちがいい。
イスにしたけど、家族には重いと不評です。
今晩は、愛媛の越智さんの所に行った事のある庭師さん達と会合です。
神奈川、東京、埼玉から集まるので楽しみです。
この週末を利用して、愛媛の越智将人さんの所を訪ねて来た。
昨年からお話させて頂いていて、ようやく実現したもの。
松山空港まで迎えに来て頂き、色んな所を案内して頂いた。
でも今回は観光が目的ではなく、越智さんの作庭した庭を拝見させて頂いたり、作庭観をうかがったりするのが最大の目的だったので、それを中心にお願いした。
3日間無理を聞いて頂き、数多くの庭を見て色んな話を聞かせてもらい、自分の庭師としての人生の中で貴重な時となった。
よく世間で越智さんは版築ばかりがクローズアップされているが、それは大きな間違いだろう。
流れや、植栽、地割などは勿論、空間構成などがすばらしく言葉が出ない位すごかった。
よく配合や寸法など、目先の薄い事ばかりメモして聞きたがる傾向にあるけど、自分は勉強が苦手なせいかそんな事より、その人の自然観や人柄などその方が大事だと思っているし、いくら形だけを真似してもそんなモンは所詮ニセモノでしかない。
最終日は香川まで送って頂き、イサムノグチ庭園美術館~栗林公園に寄って家路に付いた。
今、スゴク心地いい気分でこの文を書いている。
越智さんは自分の前を走っている先輩だし、物造りに対する熱意もハンパじゃない。
そんな方と会えて、ホントこの仕事やってて良かったと思えた3日間だった。
ゲストハウスに泊めてもらい、おかみさんにご飯まで用意して頂いた。
そんな越智さんご夫婦のご好意を無駄にしない為には、日々誰に見られても恥かしくない物造りをして行く事しかないし、自分もあと何十年か先には自分の作品を見に来てくれる若者がいる様になるしかないと思う。
越智さんご夫妻には本当に感謝しています。